【カチッとした写真ってどんな写真?~結婚式前撮り撮影~】 – photo home kitai

【カチッとした写真ってどんな写真?~結婚式前撮り撮影~】

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6月もあと3日となりました。

友人からは『6月はジューンブライドだから結婚式多いでしょ?』と聞かれる事がありますが、実はそこまで多くはなかったりします。

ジューンブライドは元々海外のウェディングで用いられている言葉であり、四季のある日本では6月は梅雨なので、むしろ5月や7月にしてしまう方も多いんです。

特に近年では、ガーデンウェディングやレストランウェディングのように、外で開放的に挙式やパーティーを希望される方が多くなってきている為、より一層雨の確立の低い月を選ばれる傾向にあります。

また、結婚式当日の撮影だけでなく、前撮りでもロケーション撮影を希望される方が多くなってきている為、最近では6月よりも7月の方が挙式や前撮りが多くなってきている式場もあるようです。

 

そういえば、前撮りといえば先日こんなお問い合わせがありました。

 

『結婚式の前撮り撮影を考えているのですが、昔の結婚式の写真みたいにカチッとした写真は撮れますか?』

 

聞くところによると、他のスタジオさんに問い合わせをした際に、『うちではそうゆう撮影はできないんです』と断られてしまったそうです。

 

カチッとした写真。

確かに少し前の結婚式(僕の親の世代)のお写真って、カチッとしている印象がありますね。

最近ではナチュラルフォトで柔らかく撮影するお写真が沢山ありますし、それを望むお客様も沢山いらっしゃいます。

もちろん僕もそのような撮影をする事がありますし、そうゆう撮影もとても好きです。

しかし、昔ながらのお写真を望むお客様も沢山いらっしゃいます。

両親の結婚式の時と同じように撮影して写真を見比べたい。と仰っていたお客様もいらっしゃいました。

 

ただ、カチッとしたお写真には『振り付け』や『位置づけ』といった、ドレスやお着物をキレイに見せる技が必要になります。

昔ながらの撮影ができないというのは『撮影ができない』のではなく、この『振り付けができない』事が多くあります。

 

特に和装の振り付けは一日やそこいらで会得できる技術ではありません。

毎回少しずつ少しずつ体に染み込ませて覚えていくものです。

僕も写真を始めて12年間、最初は見様見真似でやってみて、少しずつ覚えていきました。

もちろんまだまだ勉強の身ではありますが、カタチとして成り立つようにはなりました。

これがphoto home kitai のアピールポイントの一つでもあると思っています。

 

振り付けは結婚式の撮影だけでなく、成人式、七五三、お宮参りなど、全ての撮影で関わってくる技術です。

覚えておくとどんな撮影でもカタチが作れます。

魔法の技です。

 

そんなわけで、今回は昨年の秋に撮影させて頂いた、スタジオでの結婚式前撮り撮影のお写真をご紹介させて頂きます。

(先ほど記載したお問い合わせ頂いたお客様とは別のお客様です)

 

スタジオで、和装2着(白無垢、色打掛)、洋装2着(ウェディングドレス、カラードレス)、合計4着のお衣裳をお召しになられての撮影でした。

この日の為にご新郎様のご両親様は名古屋から、ご新婦様のご両親様は福岡からお越し下さいました。

終始笑顔溢れるとても賑やかな撮影になりました!(^^)

 

ご新郎ご新婦様の表情はもちろんですが、お衣裳のカタチにも注目して見てみて下さい。

 

 

 

 

 

準備風景を撮影する新婦お父さま。

 

 

 

 

やはり白無垢+綿帽子は最強の組み合わせだと思います。

 

 

 

 

 

 

『白』の世界に『紅』を入れます。

 

 

 

 

白無垢新婦立ち姿。

 

 

 

白無垢のお二人での撮影は、ご新婦様は座って撮影する事が多いです。

綿帽子や角隠しがあると頭のボリュームも増しますので、ご新郎ご新婦様のバランスなどを考えると座りがベストの事が多いからです。

 

 

白無垢の撮影の際に忘れがちなのが、綿帽子を外してかんざしを見せてのお姿です。

かんざしにも色々な種類があり、小物までご新郎ご新婦様が一つ一つ決めているものですので、必ず撮影をするように心掛けています。

 

 

 

 

 

 

色打掛に掛け替えしました。

色打掛になると、お着物の柄が増えるので、ご新婦様は立ち姿で撮影する事が多いです。

そしてかんざしも色かんざしに変わりました。

 

 

 

このような家族写真を撮れるのは結婚式くらいですよね。

僕の撮影では家族写真もカチッとしたバージョンと、ラフなバージョンの2パターン撮影する事が多いです。

 

 

 

 

このスタジオは1カ所のみで撮影しておりますが、光の当て方や構図を変えると、色々なバリエーションで撮影する事ができます。

昔、狭い場所でいかに沢山のバリエーションで撮影ができるか?というテーマで特訓していた時代を思い出します。

 

 

 

 

前半の和装が終了してお昼休憩を挟み、午後はウェディングドレスの撮影からはじめました。

さすがにお衣裳4着の撮影ですと、ご新郎ご新婦様も体力的にきつくなってきます。

特に和装は布団を何枚も着ているのと同じなので、かなりの体力を消耗します。

ロケーションの場合には、小まめに水分をとり体調を見ながら撮影していきます。

 

 

 

 

 

洋装の家族写真は、和装の時よりは少し柔らかい雰囲気になるようにポージングしました。

お母さまと息子さまが腕を組んだり、お父さまと娘さまが腕を組んで写真を撮る事はほとんどないと思うので、こうゆう機会には積極的にお声掛けさせて頂いております(^^)

 

 

 

 

ドレスの撮影は和装の撮影より自由度がきくので、ラフなポージングでの撮影も多くしていきます。

『カチッと!』と、『ラフに柔らかく♪』のバランスを大事にしています。

 

 

 

いよいよ4着目のカラードレスの撮影です。

この日のご新郎ご新婦様は最後まで全く疲れを見せず、常にニコニコでとても楽しんで頂けました!

撮影を終了した際に『楽しかった!』と言って頂ける事が一番嬉しいです。

 

 

 

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