成人式振袖撮影の和装振付け&ポージング特集と解説 – photo home kitai

成人式振袖撮影の和装振付け&ポージング特集と解説

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photo home kitai では、成人式衣装(振袖や紋付きなど)の前撮りは一年中撮影していますが、撮影場所はお客様のご都合に合わせてその都度変わってきます。

今回はスタジオでの成人式振袖撮影の「和装振付け&ポージング特集」を簡単な解説を交えてご紹介致します。(モデルさんではなく実際に撮影をしたお客様です)

一般のお客様向けというより、どちらかと言うと同業者さん向けの内容になるかと思います(^^;)

撮影場所は東横線 元住吉駅から徒歩5分の場所にある衣裳店マリエブランシュさん

こちらは衣裳店なので振袖レンタルはもちろん、ヘアメイクやお着付けも店内で済ませる事ができ、

備え付けてある背景紙でそのまま撮影が出来るので、被写体に負担を掛けず撮影を進める事が出来ます。

今回使用する背景紙は1種類。

和装振付けとポージングを変えてバリエーションを残していきます。

背景紙での撮影はロケーション撮影と違いお着物のカタチやポージングがとても目立ちます。

当然、しっかりと整えてから撮影をする必要がありますが、1時間という限られた時間の中で撮影をするのでスピード感も求められます。

ですので、自分ひとりで撮影するよりも「振付け師」と共に撮影する方が圧倒的に撮影がスムーズに進みますし、撮影にテンポが生まれます。

今回は船橋流和装振付け師範の船橋先生と共に撮影をしました。

ではご覧ください。

 

まずは基本中の基本である《立ち姿》

手を前で組むスタイルで撮影をしました。

このポーズを理解しておけば、室内でもロケでもどこでも恐れず撮る事が出来ます。

 

そして、そこから応用形のポージングへ。

右手でバッグを持ってもらい、左手では袖をつ持ってもらいます。

先ほどよりも左足を引いてかかとを上げてもらい、

向かって右側の袖と膝の辺りに三角のスペースを作るとスマートに魅せる事が出来ます。

 

 

こちらは人気の《後ろ姿》

今回は袖が末広がりになるように振付けました。

日差しを浴びている印象にする為に、半逆光気味に顔にアクセントライトを当てています。

こちらは目線を落として大人っぽい印象に仕上げています。

 

先ほどのポージングからお顔と目線を上げて爽やかな印象にした後ろ姿。

あごのラインもスッキリ見せる事ができます。

奥の前髪(横髪?)が顔の向こうからちょろっと見えると変なので、撮影の時だけ髪の毛を耳に掛けているのがポイント。

 

 

《座り後ろ半身》

椅子のあるスタジオでは是非抑えておきたいのがこちらのポーズ。

帯や髪飾りを大きく魅せる事が出来ます。

先ほどの全身の後ろ姿とは逆向きにしてしていますが、はじめから後ろ半身はこちらの向きで撮ろうと決めていたので全身の後ろ姿が必然的にあの向きになったんです。

つまり行き当たりばったりの撮影ではなく、被写体や髪飾りやお着物のカタチを見て計画的にポーズを決めて撮影しています。

 

 

手の置く位置、指先の添え方、奥の目の見え方、など、ポイントとなるところは様々ですが、

この写真の一番のポイントは背筋です。

 

 

《座り姿》

船橋流和装振付けでは基本三型というものがあります。

立ち姿、後ろ姿そして、こちらの座り姿です。

さりげなくバッグを置いてエレガントさを強調して、袖の整え方には注意を払っています。

特に着物が柄がベタっとした重い印象にならないように、ふくらはぎと袖の間にスペースを作っています。

 

 

《座り前半身》

表情やお着物の柄をより鮮明に残す事の出来るポージングです。

目線を落として大人っぽさを強調すると共に、アイメイクなども分かるようにと少し高めから撮影しています。

ここでも半逆光気味にアクセントライトを入れ、コントラストのある印象的なイメージにしています。

 

 

座り半身のカメラ目線。

一見、目線だけカメラに向けただけのように見えますが、バッグを手に取ってもらい、ライティングも先ほどよりカメラ側に持ってきて、顔全体に光が当たるように調整しました。

これにより目にキャッチライトが入り、生き生きとした印象になりました。

 

 

《床座正面(ゆかざしょうめん)》

人気の床座写真です。

赤の毛氈を敷いた上に座ってもらい、紅白の傘を背景に置き、和の印象をより強めました。

また、ここでもバッグをアクセントに使用しています。

袖の開きが左右不対象にならないように注意をして撮影しています。

 

指をつき、目線を落としておしとやかなイメージで。

 

目線を上げて爽やかに。

 

にこっと笑ってキュートなイメージも。

顔を少し傾げてもらうのがポイントです。

 

《床座横(ゆかざよこ)》

床座の応用ポージングです。

髪飾りを大きく見せたいのでこの向きになりました。

真横向きの場合、袖をきっちり揃えると同化してしまい貧相な感じになってしまうので、奥の袖が見えるように整え方を調整しています。

顔は下げ過ぎず、目線だけ下げるのがポイント。

 

お顔と目線を上げて爽やかに。

 

 

以上、スタジオでの和装振付け&ポージング特集でした。

実はこの日はスタジオの近くで桜がきれいに咲いていたので、「良ければ桜でも撮りませんか?」とお客様にご提案をして撮る事になりましたのでそちらもご紹介します。(スタジオと全て込みで1時間程度で撮影しています)

ロケーション撮影でも基本的な和装振付けは変わりません。

 

 

 

 

私達は横浜で毎月和装振付けの勉強会を開催しています。

「美しい和装写真を残したい」と同じ志を持った仲間と共に勉強しています。

ご興味のある方は是非こちらをご覧になってみて下さい。

【和装振付け】横浜定期練習会について

講習会希望の方はいつでもご連絡お待ちしております。

 

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